 1990.5.21.出発＠成田
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□成田は、いつも通りの朝を迎えていました。そこに、非日常に旅立つ、いつも通りではない僕。
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□今でもよーく憶えているのは、＜１＞空港使用料（当時￥2,000）の自販機が混んでいて、いらいらしたこと（1999年1月から航空券購入時に支払うようになった）と、＜２＞チェックインを済ませて、4Ｆから3Ｆへのエスカレーターを1人で降りていくときの、なんともいえない心細さ。はじめての海外旅行、はじめての飛行機、そしてはじめての長期一人旅。大学に入る前、アウトローな生活を送り、一通りの修羅場はくぐってきたつもりでいたけれど、はっきり言って、びびってました。
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□でも、不思議なもので、3Ｆに降り立って、税関、出国審査、手荷物検査などを済ませるうちに、今度はわくわくしてきました。そう、ここからは頼れるのは自分一人。昔の本の題名にもあったんですけど、「何でも見てやろう」という気になってきました。
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□搭乗。Singapore Air Lineを選んだのは、チケットが安かったのと、その割に信頼性が高いと言われていたこと、そしてもちろんスチュワーデスのコスチュームがいかしていたからでした。
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□11：00。ＳＱ87：シンガポール行きが、ゆっくりと滑走路のスタートラインにつき、エンジンの雄叫びがはじまったかと思うと、加速。ガンダムの「アムロ、行きます」状態。待ち時間も入れて、これから1日以上、飛びっぱなしの格安空の旅。ゆっくり楽しもうと、たらふく酒を飲み、うきうきしていられるのも、ここまで。明日から、厳しい現実が、僕を待ちうけているのでした。
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Data
| 出費 |
| \3,910/交通費 |
| 移動 |
◇Ｏ宅（新宿）出発
↓山手線/￥160
◇上野
↓スカイライナー+バス/\1,750
◇成田
↓空港使用料/\2,000
◇チェックイン（4Ｆ）
↓航空券・パスポート・ボーディングパス
◇税関・出国検査・手荷物検査
↓機内持込荷物1個のみ
◇搭乗
◇NRT 11：00
↓ＳＱ87/時差-1
◇TAIPEI
13：25/26℃
◇TAIPEI
14：35
↓ＳＱ87/時差0
◇SINGAPORE 18：45/31℃
◇SINGAPORE 21：45/暑いが、空港は洗練
↓ＳＱ32/時差-4/日本人、ここから激減
◇DUBAI
1：00/めっちゃ暑いし、オイリー
◇DUBAI
1：55/夜景はきれいだが・・・
↓ＳＱ32/時差-2/機上のサンライズ
◇ROME 6：00
◇ROME 6：50
↓SQ32/時差0/眼下の真っ白なアルプスが最高
◇PARIS(CDG) 8：55
（TOKYO-PARIS/時差8-1（サマータイム））
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Europe放浪記